スマートホスティングを使用すると、メールサーバーから別のメールサーバーにメールを直接転送できるようになります。スマートホスティングにより、KnowBe4はお客様のスパムフィルタを回避し、KnowBe4のメールサーバーからお客様のメールサーバーに直接メールを送信するためのルートを作成できます。お客様が、メール環境にスパムフィルタを導入しており、フィッシングセキュリティテスト(PST)を配信できない場合、スマートホスティングを使用してスパムフィルタを回避できます。
スマートホスティングの詳細については、以下のセクションを参照してください。
スマートホストの設定
スマートホスティングの使用を開始するには、最初にKnowBe4のIPアドレスをお使いのファイアウォールまたはメールサーバーで許可する必要があります。KnowBe4のメールサーバーへのコネクタの設定方法は、お客様の組織のメールの処理フローによって異なります。詳細情報については、以下のリストを参照してください。
スマートホストの追加
メールサーバーでKnowBe4のIPアドレスを許可したら、KnowBe4コンソールのアカウント設定からスマートホスト接続を有効にできます。スマートホスト接続を確立する操作の詳細については、以下を参照してください。
- KnowBe4コンソールにログインして、右上隅にある自分のユーザー名をクリックします。
- [アカウント設定]をクリックします。
- 左側のリストで、[フィッシング]が表示されるまで下方にスクロールして、[スマートホスト]をクリックします。
- [新しいスマートホストの追加]ボタンをクリックして、スマートホストの設定ウィンドウを表示します。
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[新しいスマートホストの追加]ウィンドウで、スマートホストを確立するためのメールサーバー情報を入力します。ウィンドウにある各設定オプションについては、以下を参照してください。
- [このスマートホストのドメインを選択]:このドロップダウンメニューで、設定するスマートホストのドメインを選択します。このドメインは、お客様のアカウントで許可されているドメインと一致する必要があります。
- [パブリックホスト名またはIPアドレス]:このフィールドには、お使いのメールサーバーのパブリックホスト名またはIPアドレスを入力します。デフォルトのSMTPポートを使用しない場合は、[ポート番号]フィールドでポート番号を指定することもできます。
- [優先順位]:このフィールドでは、同じドメインに複数のスマートホストを設定するときの優先順位を設定できます。数字が小さいほど優先順位は高くなります。該当のドメインでスマートホストを1つだけ設定する場合、このフィールドの値をゼロのままにしておくことができます。このフィールドは、特定のスマートホスト接続を最初に使用する場合にも使用できます。
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[認証情報の承認を有効化]:このチェックボックスは、スマートホストで認証情報による承認を追加する場合に使用できるオプション設定です。スマートホストに関する情報を変更して保存するときは、認証情報を毎回入力する必要があります。
注:全てのメールは、スマートホストに対してデフォルトでトランスポート層セキュリティ(TLS)を使用してルーティングされます。TLSが失敗する場合、メールは自動的にTLSを使用せずにルーティングされます。
- [別のスマートホスト接続を追加]:このボタンをクリックすると、同じドメインの別のスマートホスト接続を設定できます。この設定では、このドメインで使用されている可能性のある他のIPアドレスやメールサーバーを指定することもできます。
- スマートホストを設定したら、[保存]をクリックして、設定を保存します。
新しいスマートホスト接続をテストして、メールが正しく配信されることを確認することをお勧めします。[テストメールを自分に送信]ボタンを使用して、指定したメールアドレスにメールを送信できます。スマートホスト設定の変更を保存した後にのみ、このボタンは表示されます。
スマートホスティング設定後のホワイトリスト登録
スマートホスト接続を設定し、接続されていることを確認したら、ホワイトリストを設定する必要があります。ホワイトリストを登録するときの推奨設定は、お使いのメールサーバーによって異なります。ホワイトリスト登録の詳細については、「ホワイトリスト登録ガイド」を参照してください。また、ホワイトリスト登録ウィザードでは、お客様のメールの処理フローに関する一連の質問に回答して、お客様の環境に対するホワイトリスト登録の推奨設定の最新情報を確認できます。