この記事では、Microsoft Entra IDを使用してKnowBe4アカウントのシングルサインオン(SSO)を設定する方法を説明します。SSOを設定すると、Microsoft Entra IDを使用してKnowBe4にユーザーを割り当てることができるようになります。これにより、ユーザーはMicrosoft Entra IDを使用してKnowBe4の受講者ホーム(LX)にログインできるようになります。
Microsoft Entra IDを使用してKnowBe4のSSOを設定する方法については、以下のセクションを参照してください。
Microsoft Entra IDにKnowBe4アプリケーションを追加する
Microsoft Entra IDを使用してSSOの設定を開始するには、Microsoft Entra IDアカウントにKnowBe4アプリケーションを追加する必要があります。
KnowBe4 アプリケーションをMicrosoft Entra IDアカウントに追加するには、以下のステップに従って操作します。
- Microsoft Entra ID の管理者アカウントにログインします。
- ナビゲーションパネルから、[エンタープライズアプリケーション] > [すべてのアプリケーション]に移動します。
- ページの右上にある[+新しいアプリケーション]ボタンをクリックします。
-
[ギャラリーから追加する]フィールドに「KnowBe4」と入力します。
- [KnowBe4 Security Awareness Training](KnowBe4セキュリティ意識トレーニング)アプリケーションを選択します。
- ウィンドウが開いたら、アプリケーションの名前を自由に入力します。
- ウィンドウ下部にある[追加]ボタンをクリックします。
- ナビゲーションパネルで、[シングルサインオンタブ]を選択します。
-
[SAML]方式を選択します。
次に、KnowBe4固有の[SSOサインインURL]を取得します。Microsoft Entra IDでSSOを設定するには、この情報が必要です。
[SSOサインインURL]を取得するには、以下のステップに従って操作します。
- 新しいウィンドウまたはタブで、KnowBe4アカウントにログインします。
- ページの右上隅にある自分のメールアドレスをクリックします。
- [アカウント設定]を選択します。
- [アカウント統合] > [SAML]に移動します。
- 独自の[SSOコールバック(ACS)URL]と [SSOサインインURL]を探します。下記のステップ3bで、この情報をMicrosoft Entra IDにコピー&ペーストする必要があります。
最後に、以下のステップに従って、Microsoft Entra IDのSSO設定を完了します:
- Microsoft Entra IDポータルに戻ります。
- [基本的なSAML構成]セクションで、鉛筆のアイコンをクリックします。
- このページのフィールドを編集します。必須フィールドの詳細については、以下のスクリーンショットと情報を参照してください。
- アカウント設定で固有のエンティティIDを生成していない場合は、[識別子]フィールドに「KnowBe4」を入力します。生成している場合には、固有のエンティティIDを入力してください。
重要:KnowBe4は大文字と小文字を区別します。
- [応答URL]テキストフィールドに、上記のステップ5で取得した一意の[SSOコールバック(ACS)URL]を入力します。例えば、「https://training.knowbe4.com/auth/saml/xxxxxxxxxxxx/callback 」と入力します。
- [サインオンURL]テキストフィールドに、上記のステップ5で取得した一意の[SSOサインインURL]を入力します。例えば、「https://training.knowbe4.com/auth/saml/xxxxxxxxxxxx」と入力します。
注:特別な状況では、Microsoft Entra ID ポータルの[基本的なSAML構成]にあるその他のフィールドに入力する必要がある場合があります。例えば、Microsoft Entra IDで多要素認証(MFA)を使用している場合は、[リレー状態]フィールドにコールバックリンクを追加する必要があります。 - アカウント設定で固有のエンティティIDを生成していない場合は、[識別子]フィールドに「KnowBe4」を入力します。生成している場合には、固有のエンティティIDを入力してください。
- このページのフィールドに入力したら、[保存]ボタンをクリックしてください。
- [ユーザー属性とクレーム]セクションで、鉛筆のアイコンをクリックして属性を編集します。
- 以下の属性を削除します。
- givenname
- surname
- emailaddress
- name
- 鉛筆のアイコンをクリックして、[一意のユーザー識別子]属性を編集します。
-
[ソース属性]フィールドで、属性がuser.userprincipalnameであることを確認します。ユーザーにメールアドレスでログインさせる場合は、この属性をuser.mailに更新することができます。
注:Microsoft Entra IDにSCIMを使用している場合、この属性はSCIMの[ソース属性]と同じでなければなりません。デフォルトでは、SSOの[ソース属性]はuser.userprincipalnameになります。 詳細については、「Microsoft Entra IDのSCIMを設定する方法」の記事の「高度な設定オプション」のセクションを参照してください。
- [保存]ボタンをクリックします。
-
[SAML 署名証明書]セクションで、[拇印]をコピーします。
-
[設定]セクションで、[ログインURL]をコピーします。上記の[拇印]に加えて、この情報が必要になります。
Microsoft Entra IDを使用してKnowBe4にユーザーを割り当てる
KnowBe4アプリケーションをMicrosoft Entra IDに追加したら、アプリケーションにユーザーとグループを割り当てることができます。
KnowBe4アプリケーションにユーザーとグループを割り当てるには、以下のステップに従って操作します。
- Microsoft Entra ID の管理者アカウントにログインします。
- [エンタープライズアプリケーション] > [すべてのアプリケーション]に移動します。
- KnowBe4アプリケーションを選択します。
- ナビゲーションパネルから、[ユーザーとグループ]タブを選択します。
-
[+ ユーザーを追加]ボタンをクリックします。
- KnowBe4アプリケーションに割り当てるユーザーまたはグループを選択します。
-
[選択]ボタンをクリックします。
- 必要な全てのユーザーやグループを追加したら、[割り当て]ボタンをクリックします。
KnowBe4アカウントでMicrosoft Entra IDを設定する
設定を完了するには、Microsoft Entra IDの[ログインURL]と[拇印]をKnowBe4のアカウント設定に入力する必要があります。
この情報をアカウント設定に入力する方法については、「セキュリティ意識トレーニングプラットフォームでSAMLシングルサインオンを設定する方法」の記事を参照してください。
新しい証明書を作成して、拇印を更新する
Microsoft Entra IDのSAML 証明書の有効期限が切れるときには毎回、新しい証明書を作成して有効にする必要があります。次に、KnowBe4アカウントのSAML拇印を更新する必要があります。
新しい証明書を作成し、拇印を更新するには、以下のステップに従って操作します。
- Microsoft Entra ID の管理者アカウントにログインします。
- [エンタープライズアプリケーション] > [すべてのアプリケーション]に移動します。
- KnowBe4アプリケーションを選択します。
- ナビゲーションパネルで、[シングルサインオンタブ]を選択します。
- このページの[SAML署名証明書]のセクションで、鉛筆のアイコンをクリックします。
- [+ 新しい証明書]ボタンをクリックします。
- カレンダーのアイコンを選択します。
- 証明書の有効期限を選択します。
- [保存]ボタンをクリックします。
- 作成した証明書の横にある3点ドットのアイコンをクリックします。
-
[証明書をアクティブにする]ボタンをクリックします。
- [拇印]の列に、新しい拇印をコピーします。下記のステップ5で、この拇印をKnowBe4アカウントに貼り付ける必要があります。
次に、以下のステップに従って、KnowBe4アカウントの拇印を更新する必要があります:
- 自分のKnowBe4アカウントにログインします。
- ページの右上隅にある自分のメールアドレスをクリックします。
- [アカウント設定]を選択します。
- [アカウント統合] > [SAML]に移動します。
- 新しい証明書の拇印を[IdP証明書のフィンガープリント]フィールドに貼り付けます。
- ページの一番下までスクロールします。
- 次に、[変更を保存]ボタンをクリックします。