KnowBe4のアカウントでは、フィッシングテストで頻繁に不合格になるユーザーに補習トレーニングを割り当てることができます。このようなユーザーに補習トレーニングを課して、追加のトレーニングによってセキュリティ意識を向上させることが可能です。
ユーザーに補習トレーニングを割り当てるには、補習トレーニンググループ、補習トレーニングキャンペーン、およびフィッシングキャンペーンを作成する必要があります。このフィッシングキャンペーンのフィッシングテストで不合格になると、ユーザーは補習トレーニングキャンペーンに登録されます。
補習トレーニングキャンペーンの設定方法については、以下のリンクをクリックしてください。「スマートグループを使用した補習トレーニングの自動化」のビデオチュートリアルも参照できます。
ステップ1: 補習トレーニンググループの作成
補習トレーニングキャンペーンを作成する前に、補習トレーニンググループを作成する必要があります。補習トレーニンググループを作成するには、以下のステップに従って操作します。
- KnowBe4アカウントにログインし、[ユーザー] > [グループ]に移動します。
- [+新しいグループの作成]ボタンをクリックします。
- [グループ名]フィールドに、グループの名前を入力します。「補習トレーニンググループ」など、グループの目的を表す名前を入力することをお勧めします。
- 必要であれば、[新しいグループの作成]ページのその他のフィールドを入力します。利用可能なフィールドの詳細については、「グループの作成方法」の記事を参照してください。
- [グループ作成]ボタンをクリックします。
ステップ2:補習トレーニングキャンペーンの作成
補習トレーニンググループを作成したら、補習トレーニングキャンペーンを作成できます。補習トレーニングキャンペーンを作成するには、以下のステップに従って操作します。
- KnowBe4アカウントにログインし、[トレーニング]タブに移動します。
- [+ トレーニングキャンペーンの作成]ボタンをクリックします。
- [新しいトレーニングキャンペーンの作成]ページのフィールドに情報を入力します。以下のように設定にすることをお勧めします。
- [終了日]:[期間]を選択し、[登録期間]を、2週間、3週間、4週間のいずれかに設定することをお勧めします。期間を設定すると、ユーザーが登録した後に、トレーニングを受ける期間が同じになります。また、[期限後であっても課題の完了を許可する]チェックボックスをオンにすることをお勧めします。
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[コンテンツ]:ドロップダウンメニューから、補習トレーニングキャンペーンに追加するトレーニングコンテンツを選択します。15分間のモジュールまたはマイクロモジュールのいずれかを選択することをお勧めします。これらの短いモジュールは、ユーザーのセキュリティ意識を短期間で向上するための追加トレーニングになっています。また、自社独自のモジュールやビデオ、ポリシーを選択することも可能です。詳細については、「KnowBe4プラットフォームへのカスタムコンテンツのアップロード」または「KnowBe4コンソールでのポリシーの作成と管理方法」の記事を参照してください。
重要:キャンペーンを開始するとコンテンツは追加できませんので、キャンペーンを作成する前に必要なコンテンツを全て追加しておくようにしてください。
- [グループの登録]:ドロップダウンメニューから、上記の「ステップ1:補習トレーニンググループの作成」で作成した補習トレーニンググループを選択します。
- [新規ユーザーの自動登録を有効にする]:このフィールドはデフォルトでオンになっています。この設定により、補習トレーニンググループに追加された新しいユーザーに、補習トレーニングが必ず割り当てられるようになります。
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[補習トレーニングの進捗のリセットを有効にする]:このチェックボックスを選択すると、ユーザーはこのトレーニングに複数回登録できます。このチェックボックスを選択すると、ユーザーがこのキャンペーンに再登録されるときに、このキャンペーンのトレーニングの進捗はリセットされます。ユーザーが補習トレーニングキャンペーンに再登録される場合でも、以前のトレーニングの修了データはユーザープロフィールとトレーニングレポートに保存されます。この設定は、補習トレーニングの目的のためのみに使用することをお勧めします。
重要:このチェックボックスを選択した場合は、[受講済みユーザーを追加するグループ]ドロップダウンメニューからも補習トレーニンググループを必ず選択してください。詳細については、以下の「受講済みユーザーを追加するグループ」のセクションを参照してください。
- [受講済みユーザーを削除するグループ]:ユーザーが補習トレーニングを修了したときに、補習トレーニンググループからユーザーを削除する場合は、このチェックボックスを選択します。[補習トレーニングの進捗のリセットを有効にする]チェックボックスを選択している限り、これらのユーザーは、追加のフィッシングテストで不合格になった場合、再度補習トレーニンググループに追加できます。
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[通知]:少なくとも、[ようこそ]通知を追加して、ユーザーが補習トレーニングに登録されたことを通知することをお勧めします。また、期限前にユーザーがトレーニングを完了するように、1~2回のリマインダー通知を追加することをお勧めします。
ヒント:また、トレーニングの通知をカスタマイズして、ユーザーが補習トレーニングキャンペーンに登録されたことを通知することも可能です。トレーニング通知のカスタマイズの詳細については、「トレーニング通知のカスタマイズ」の記事を参照してください。
ステップ3:フィッシングキャンペーンの作成
最後のステップでは、フィッシングキャンペーンを作成します。このフィッシングキャンペーンのフィッシングテストで不合格になると、ユーザーは補習トレーニングキャンペーンに自動的に登録されます。
このフィッシングキャンペーンは、全てのユーザーを対象にすることも、特定のグループを対象にすることもできます。また、このキャンペーンは、1回限りのフィッシングテストや、継続的なフィッシングテストの一部として設定することができます。
補習フィッシングキャンペーンを作成するには、以下のステップに従って操作します。
- KnowBe4アカウントにログインし、[フィッシング]タブに移動します。
- [+ フィッシングキャンペーンの作成]ボタンをクリックします。
- [クリッカーを追加するグループ]設定の横のドロップダウンメニューをクリックして、上記の「ステップ1:補習トレーニンググループの作成」で作成した補習トレーニンググループを選択します。
- [新しいフィッシングキャンペーン]ページのその他のフィールドに情報を入力します。これらのフィールドの詳細については、「フィッシングキャンペーンの作成と管理」の記事を参照してください。
- [キャンペーンの作成]をクリックします。
このフィッシングキャンペーンが実行されると、フィッシングテストで不合格になったユーザーは、自動的に[クリッカーを追加するグループ]ドロップダウンメニューで選択したグループに追加されます。
ユーザーがグループに追加されると、上記の「ステップ2:補習トレーニンググループの作成」で設定したで補習トレーニングキャンペーンに自動的に登録されます。