Active Directory統合(ADI)を介してユーザーを管理する場合、KSATコンソールと同期するユーザーとグループを定義する必要があります。設定プロセスでダウンロードしたADI構成(CONF)ファイルを編集して、同期するユーザーとグループを定義できます。
この記事では、CONFファイルを編集して、特定のユーザー、グループ、ユーザー情報を同期する方法について説明します。ADIの一般情報については、「Active Directory統合(ADI)設定ガイド」を参照してください。SCIMを使用する場合は、「SCIM設定ガイド」を参照してください。学生向けエディションを購入されている場合、.confファイル内のuser-roleフィールドを使用して、KSATのユーザータイプを設定できます。
同期するユーザーの定義
このセクションでは、CONFファイルを編集して、ADとKSATコンソールで同期するユーザーを定義する方法について説明します。これらのADユーザーは、KSATコンソールのユーザーとして入力されます。グループを同期するには、最初に特定のユーザーを同期する必要があります。
CONFファイルを編集してAzureと同期するユーザーを定義するには、以下のステップに従って操作します。
- テキストエディタで<domain>.confファイルを開きます。CONFを見つける方法の詳細については、「Active Directory統合(ADI)設定ガイド」を参照してください。
- CONFファイルの
[sync.users]セクションの以下のフィールドを編集します。これらのフィールドの詳細については、以下の表を参照してください。
| フィールド名 | フィールドの説明 |
|---|---|
includedOUs |
このフィールドに、同期するユーザーを検索する必要があるOUのリストを入力します。
|
excludedOUs |
このフィールドには、除外するユーザーを検索するOUのリストを入力します。
|
includedGroups |
このフィールドには、ユーザーを同期する対象グループのリストを入力します。これらのグループは、ADセキュリティグループまたは配布グループのいずれかでなければなりません。
|
excludedGroups |
このフィールドには、ユーザーを除外するグループのリストを入力します。除外の対象となるのは、指定されたADセキュリティグループまたは配布グループのメンバーです。
|
includedUsers |
このフィールドには、明示的に追加する必要があるユーザーのリストを入力します。
|
excludedUsers |
このフィールドには、明示的に除外する必要があるユーザーのリストを入力します。
|
グループを同期する場合は、以下の「同期するグループの定義」のセクションを参照してください。
同期するグループの定義
特定のユーザーを同期する条件を定義したら、CONFファイルを編集して、同期するADグループの条件を定義することもできます。これらのADグループは、KSATコンソールのグループとして入力されます。
ユーザーがADグループのメンバーである場合、KSATコンソールにおいても、そのユーザーは対応するグループのメンバーになります。KnowBe4は、グループ内のグループ、つまり、ネストされているグループはサポートしていません。
最初にユーザーを同期しなければ、同期したグループにユーザーを追加できないことに注意してください。グループを同期しようとしても、グループに同期されたユーザーが含まれていない場合、そのグループは同期されません。
CONFファイルを編集して同期するグループを定義するには、以下のステップに従って操作します。
- 特定のユーザーを同期していることを確認します。詳しくは、上記の「同期するユーザーの定義」のセクションを参照してください。
-
CONFファイルの
[sync.groups]セクションにある以下のフィールドを編集します。これらのフィールドの詳細については、以下の表を参照してください。
| フィールド名 | フィールドの説明 |
|---|---|
includedOUs |
このフィールドには、セキュリティまたは配布グループを同期するために検索するOUのリストを入力します。
|
excludedOUs |
このフィールドには、同期の対象としないセキュリティまたは配布グループを検索するOUのリストを入力します。
|
includedGroups |
このフィールドには、同期する特定のADセキュリティグループまたは配布グループのリストを入力します。
|
excludedGroups |
このフィールドに、同期の対象から除外する特定のグループのリストを入力します。
|
自社のニーズに合わせてこれらのフィールドを編集したら、CONFファイルを保存します。ファイルを保存するには、書き込み権限が必要です。
その他の情報の同期
同期するユーザーとグループを選択したら、CONFファイルを編集して、ADアカウントとKSATアカウント間で同期するユーザー情報を定義できます。同期するユーザー情報を定義する場合、ファイルの[sync.fields]セクションを編集できます。デフォルトでは[sync.fields]セクションでフィールドを指定すると、KSATコンソールのそのユーザー情報フィールドに、ADで定義された情報が自動的に入力されます。
ユーザー情報があるADフィールドを追加するには、各フィールドの引用符内の値を編集します。フィールドが空白の場合、ADと一致するフィールドはありません。KSATと同期するADのフィールドは、各フィールドの引用符で囲まれている値を手動で追加して定義できます。
特定のフィールドを同期しない場合は、そのフィールドの引用符内の値を削除します。ただし、引用符や行全体を削除しないように注意してください。テキスト行全体を削除すると、ADは自動的にテキスト行をフィールドに復元して、値を同期します。
CONFファイルの[sync.fields]セクションで利用可能なデフォルトフィールドのリストについては、以下を参照してください。
[sync.fields]
comment = "" custom-date-1 = "" custom-date-2 = "" custom-field-1 = "" custom-field-2 = "" custom-field-3 = "" custom-field-4 = "" department = "department" division = "" employee-number = "employeeNumber" employee-start-date = "whenCreated" first-name = "givenName" last-name = "" location = "physicalDeliveryOfficeName" manager = "manager" mobile-number = "" organization = "o" out-of-office-end = "" phishing-language = "preferredLanguage" phone-number = "telephoneNumber" training-language = "preferredLanguage" title = "title" user-role = ""
SecurityCoachフィールド
ADIを設定するときに、SecurityCoachフィールドを有効にしている場合、8つの追加のフィールドがCONFファイルの[sync.fields]セクションに表示されます。これらのフィールドは、KMSATユーザーをSecurityCoachイベントに自動的にマッピングするために使用できます。また、 SecurityCoachでユーザーをIDにマッピングするとき、これらのフィールドを使用できます。この情報を同期すると、[ユーザー情報]ページの[SecurityCoachフィールド]セクションに追加されます。
これらのSecurityCoachフィールドとそのデフォルトのマッピングのリストについては、以下を参照してください。
company-name = "company" country = "co" employee-type = "employee type" hostname = "userWorkstations" last-password-change-date-time = "pwdLastSet" mail-nickname = "mail" on-premises-sam-account-name = "sAMAccountName" on-premises-security-identifier = "objectSid" user-principal-name = "userPrincipalName"
同期のユースケース
ADのどのフィールドをKSATコンソールと同期するかを制御するユースケースを以下に示します。
ユースケース1:ADとの同期の対象外とするフィールドを指定する
KSATコンソールで自社独自のフィールドを管理する場合は、それらのフィールドをADと同期するフィールドから除外できます。この例外は、カスタムフィールドのみに適用されます。カスタムフィールド以外のフィールドを空白のままにすると、KSATではそれらの値が消去されます。
ADと同期しないカスタムフィールドを指定するには、CONFファイルの[sync.fields]セクションに次の構文を記述します。以下の構文では、全てのカスタムフィールドが空白になっているか、引用符で囲まれている値が削除されています。
[sync.fields]
comment = "" custom-date-1 = "" custom-date-2 = "" custom-field-1 = "" custom-field-2 = "" custom-field-3 = "" custom-field-4 = "" department = "department" division = "" employee-number = "employeeNumber" employee-start-date = "whenCreated" first-name = "givenName" last-name = "" location = "physicalDeliveryOfficeName" manager = "manager" mobile-number = "" organization = "o" out-of-office-end = "" phishing-language = "preferredLanguage" phone-number = "telephoneNumber" title = "title" training-language = "preferredLanguage" user-role = ""
ユースケース2:ユーザーの部門や場所を除外する
ユーザーの部署は同期させ、部門や場所は同期しない場合は、CONFファイルの[sync.fields]セクションに次の構文を記述します。以下の構文では、[division]および[location]フィールドが空白になっているか、引用符で囲まれている値が削除されています。
[sync.fields]
comment = "" custom-date-1 = "" custom-date-2 = "" custom-field-1 = "" custom-field-2 = "" custom-field-3 = "" custom-field-4 = "" department = "department" division = "" employee-number = "employeeNumber" employee-start-date = "whenCreated" first-name = "givenName" last-name = "" location = "" manager = "manager" mobile-number = "" organization = "o" out-of-office-end = "" phishing-language = "preferredLanguage" phone-number = "telephoneNumber" title = "title" training-language = "preferredLanguage" user-role = ""
ユースケース2:ADと同期する対象に全てのフィールドを追加する
ADと同期する対象に全てのフィールドを追加するには、CONFファイルの[sync.fields]セクションに次の構文を記述します。以下の構文では、全てのフィールドの値が引用符で囲まれています。
[sync.fields]
comment = “This is a comment!“ custom-date-1 = “This is my custom-date-1 field.“ custom-date-2 = "This is my custom-date-2 field." custom-field-1 = "This is my custom-field-1” custom-field-2 = "This is my custom-field-2.” custom-field-3 = "This is my custom-field-3” custom-field-4 = "This is my custom-field-4” department = "department" division = “division” employee-number = "employeeNumber" employee-start-date = "whenCreated" first-name = "givenName" last-name = “last-name” location = "physicalDeliveryOfficeName" manager = "manager" mobile-number = “mobile“ organization = "o" out-of-office-end = "" phishing-language = "preferredLanguage" phone-number = "telephoneNumber" title = "title" training-language = "preferredLanguage" user-role = ""
