KnowBe4セキュリティ意識向上トレーニング(KSAT)コンソールでは、フィッシングキャンペーンに関するレポートを作成して表示できます。フィッシングテストにおけるクリック数や、キャンペーンでユーザーが報告したフィッシングメール数など、特定のデータがレポートに含まれるようにカスタマイズすることもできます。フィッシングレポートを見るには、KnowBe4アカウントにログインし、[フィッシング] > [レポート]に移動します。
この記事では、フィッシングレポートのカスタマイズと表示方法について説明します。フィッシングキャンペーンの監視の詳細については、「フィッシングキャンペーンの監視と確認」の記事と「フィッシングキャンペーンの監視」のビデオを参照してください。
フィッシングレポートのカスタマイズ
ページ上部のフィルタを調整して、[フィッシングセキュリティテストレポート]ページのレポートをカスタマイズできます。このページの設定の詳細については、以下のスクリーンショットとリストを参照してください。
- [日付範囲]:このドロップダウンメニューをクリックすると、レポートに使用する特定の日付範囲を選択できます。
- [選択されたキャンペーンを追加]:このドロップダウンメニューをクリックして、レポートに追加するフィッシングキャンペーンを1つまたは複数選択できます。
- [PhishFlipキャンペーンを追加]:このドロップダウンメニューをクリックして、PhishFlipキャンペーンの結果を追加または除外したり、PhishFlipキャンペーンのみを表示したりできます。
- [次に送信されたキャンペーンを追加]:このドロップダウンメニューをクリックして、レポートに追加するグループを1つまたは複数選択できます。
-
[比較]:このドロップダウンメニューをクリックすると、比較する情報のタイプを選択できます。[不合格]または[報告済]のいずれかのフィッシングテストを比較できます。
重要:[報告済]オプションのデータを表示できるのは、組織がPhish Alert Button(PAB)をインストールしている場合のみです。PABの詳細については、「Phish Alert Button(PAB)製品マニュアル」を参照してください。
注:特定の指標でユーザーをグループ化するには、これらの指標を利用できるように設定する必要があります。例えば、場所で比較する場合、ユーザー情報にユーザーの場所を指定する必要があります。CSVファイルでユーザーをインポートするか、ユーザープロビジョニング機能を使用して、この情報を追加できます。詳細については、「CSVファイルを使用したユーザーのインポート」の記事、「SCIM設定ガイド」および「Active Directory統合(ADI)設定ガイド」を参照してください。 - [合格を含む]:このチェックボックスをオンにすると、フィッシングテストで不合格になっていないユーザーを含む、全てのユーザーがレポートに含まれます。このチェックボックスをオンにしない場合、フィッシングテストで不合格になったユーザーのみがレポートに表示されます。
フィッシングレポートの表示
フィッシングレポートの設定をカスタマイズしたら、[送信]ボタンをクリックして、レポートを表示します。[比較]ドロップダウンメニューでオプションを選択した場合、円グラフが表示されます。[比較]ドロップダウンメニューでオプションを選択しない場合、折れ線グラフが表示されます。
各グラフで、凡例の項目をクリックすると、グラフからその項目を削除できます。例えば、[業界平均]をクリックすると、業界平均のフィッシング詐欺ヒット率を示す線が削除されます。その項目をグラフに戻すには、凡例の項目をもう一度クリックします。
グラフの下には、追加情報が記載された表が表示されます。また、レポートの印刷やダウンロードも可能です。
この表の情報の詳細については、以下のスクリーンショットとリストを参照してください。
- [検索基準]:[比較]ドロップダウンメニューでオプションを選択した場合、[グループ比較基準]ドロップダウンメニューで選択した指標を基準に検索できます。[比較]ドロップダウンメニューでオプションを選択しないと、ユーザーのメールアドレスまたは名前を基準にして検索できます。
- [レポートの印刷]:このボタンをクリックすると、グラフや表を含むレポートのPDFファイルを印刷できます。PDFファイルには、歯車のアイコンからアクセスする[列]ドロップダウンメニューで選択した列のみが表示されます。例えば、[列]ドロップダウンメニューで[場所]チェックボックスの選択を解除すると、PDFファイルに[場所]列は表示されなくなります。
- [CSVの生成]:このボタンをクリックして、この表に表示するCSVファイルを生成します。CSVファイルには、表の設定に記載されている全ての列が表示されます。例えば、[列]ドロップダウンメニューで[場所]チェックボックスの選択を解除しても、CSVファイルには[場所]列がそのまま表示されます。
- [列]:歯車のアイコンをクリックすると、[列]ドロップダウンメニューが表示されます。このドロップダウンメニューには、表で利用可能な列のリストが含まれます。カテゴリの横にあるチェックボックスを選択すると、表からその列を追加または削除できます。